仮想の書斎

本紹介メインの雑記ブログ

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

読書記録03:金色夜叉

尾崎紅葉『金色夜叉(上)』『金色夜叉(下)』岩波書店、1939年 あらすじ 鴫沢宮は、高等中学校の生徒である間貫一の許婚である。しかし、宮は金の誘惑にひかれ、富豪の息子である富山唯継の元へ嫁いでしまう。彼女に裏切られた貫一は、宮を足蹴にし、学業を止…

読書記録02:アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイス著、小尾芙佐訳『アルジャーノンに花束を(新版)』早川書房、2015年 あらすじ 32歳にして幼児なみの知能しかない、ドナー・ベイカリーで働く青年チャ―リィ・ゴードン。そんな彼のもとに、大学の先生が手術で頭をよくしてくれるという話が舞い…

読書記録01:姑獲鳥の夏

京極夏彦『姑獲鳥の夏』講談社文庫,1998年 あらすじ 民俗学とミステリーが融合した小説。舞台は第二次世界大戦後の日本。古本屋の主人「京極堂」こと中禅寺秋彦が、久遠寺医院で頻発する怪事件を憑き物落としにより解決する話である。 「この世には不思議な…